水草水槽を彩る熱帯魚の仲間でネオンテトラやカージナルテトラ、ラミーノーズテトラ等テトラと名前のつく小型の熱帯魚がいます。
カラシンという種類の魚で様々な色彩の仲間が存在します。
今回はそのカラシンの中で、テトラと名前がつく熱帯魚を紹介したいと思います。
[テトラ]や[カラシン]とは
まず、テトラと名前がつく種類はカラシン目カラシン科の小型の熱帯魚のことで
多くの種類が南米出身で、サイズは数センチほどの小さい熱帯魚です。アフリカ原産の種類もたまにいます。
それではカラシンという種類の熱帯魚はどのような特徴の魚でしょうか。
カラシンの特徴は背びれと尾びれの間に[アブラビレ]という小さなヒレがある事、あごに歯が発達していることです。
カラシンの種類はとても多くて、主にアフリカと中南米に約1600~1700種類ほど存在しています。
これはグループとしてはかなり多い方の部類で、ネオンテトラなどの小さな熱帯魚から、ピラニア、ゴライアスタイガーフィッシュなどの大型の熱帯魚までがこのカラシンの仲間に入ります。
それではテトラの仲間を紹介していきます。
ネオンテトラ
全ての熱帯魚の中で一番有名なのがこのネオンテトラではないでしょうか。
熱帯魚店などで一度は見たことがある、エンゼルフィッシュやグッピーと並びアクアリウムを代表する大変有名な熱帯魚です。
ネオンテトラは複数匹でかたまって一緒に泳ぐ[群泳]という習性を持つことで有名な熱帯魚です。
群泳する熱帯魚は水槽内で存在感が出ますので、ネオンテトラもその特徴的な青と赤にキラキラと光る体は、群泳させると、とても綺麗で水草水槽などにアクセントとしてよく映えます。
【学名】
Paracheirodon innesi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
アマゾン川
【サイズ】
3cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
カージナルテトラ
カージナルテトラはネオンテトラにとてもよく似た熱帯魚です。
ネオンテトラとの違いはその特徴的な体を彩る青と赤のラインにあります。
背中の青いラインが頭から背中まであるのは同じですが、お腹の赤いラインが、ネオンテトラは尻尾からお腹あたりで終わっているのに対して、カージナルテトラは青いラインと同じくらいの長さで頭部まで伸びています。
また、サイズもカージナルテトラの方が、ネオンテトラより一回り大きく、4cmくらいになります。
カージナルテトラは発見当初、ネオンテトラの亜種または変種と考えられていましたが、1956年に正式に別種として区別されたそうです。
【学名】
Paracheirodon axelrodi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
アマゾン川
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
アルビノカージナルテトラ
アルビノカージナルテトラはカージナルテトラのアルビノ種です。
性質は温和で良く群れるのでまとまった数を群泳させると綺麗な水槽になります。
小型カラシン等の同じようなサイズの熱帯魚との混泳をおすすめします。
【学名】
Paracheirodon axelrodi ver.
【種目】
コイ目 カラシン亜目 カラシン科
【分布】
【サイズ】
【寿命】
【温度】
【水質】
【餌】
グリーンネオンテトラ
グリーンネオンテトラは[ネオンテトラ]や[カージナルテトラ]と比べて赤のラインが薄くライトブルーのラインが強調されたテトラです。
特徴でもあるライトブルーのラインが群泳さす事で水草水槽によく映えます。
【学名】
Paracheirodon simulans
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ネグロ川、オリノコ上流域
【サイズ】
3cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ダイヤモンドネオンテトラ
ダイヤモンドネオンテトラはネオンテトラの改良品種でネオンテトラより少しメタリックな体色をしています。
青色のラインも少し落ち着いた印象で淡い水色に輝きます。
【学名】
Paracheirodon innesi var
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
改良品種
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
25度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ホワイトダイヤモンドネオンテトラ
ホワイトダイヤモンドネオンテトラはダイヤモンドネオンテトラの改良品種でダイヤモンドネオンテトラより背中のブルーラインが薄くなります。
目の上は青く、背中はダイヤモンドの輝き、体の後半下側は赤のラインです。
【【学名】
Paracheirodon innesi var
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
改良品種
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
25度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ホワイトネオンテトラ
ホワイトネオンテトラはネオンテトラの改良品種で真っ白に見えるテトラです。
実際は目の周りと背中が淡い青に輝きますので、クロード・モネの絵画[散歩、日傘をさす女性]のような爽やかな印象を受けます。
【学名】
Paracheirodon innesi var
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
改良品種
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
25度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
グローライトテトラ
グローライトテトラはガラスのような半透明の体にオレンジ色のライン光るとても綺麗な小型の熱帯魚です。
【学名】
Hemigrammus erythrozonus
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
南米ガイアナ・エセキボ川
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
アルビノグローライトテトラ
アルビノグローライトテトラはグローライトテトラのアルビノ個体です。
目が赤くなるアルビノ個体とグローライトテトラのオレンジ色の色彩の相性が良く、半透明の体に朱色のラインが入るまるでガラス細工のような神秘的な熱帯魚です。
【学名】
Hemigrammus erythrozonus var
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
南米ガイアナ・エセキボ川
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ラミーノーズテトラ
ラミーノーズテトラは真っ赤な頭に銀色の体、尾ビレに白黒のストライプ模様の大変特徴的な色味の熱帯魚です。
水質などの環境が良ければ頭部の赤色が鮮やかになるとともに、本当に調子の良いラミーノーズテトラは頭頂部が蛍光の緑色にキラキラと光ります。
ラミーノーズテトラの特徴的な色味は他の熱帯魚にはない、上品ではんなりとした雰囲気があります。
【学名】
Hemigrammus bleheri
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、アマゾン川
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
22度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ウルレイテトラ
ウルレイテトラは体の中央に黒いラインが入りその上部を鮮やかなイエローが彩る綺麗な熱帯魚です。
産地で少し色味に差が出るようで、パンタナル産のウルレイテトラはカラシンの特徴でもあるアブラビレが赤く発色するようです。
【学名】
Hemigrammus ulreyi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
南アメリカ パラグアイ川流域
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
24度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブラックネオンテトラ
ブラックネオンテトラは体を横切る黒とプラチナのライン、目の上に朱色の差し色といったシックで趣のある小型のカラシンです。
原産は南米のブラジルやパラグアイなので他の有名な小型のカラシン、ネオンテトラやカージナルテトラと同様に弱酸性の水質を好みます。
繁殖の難しいカラシンの中では比較的繁殖が容易な種類なので、日本に輸入されるブラックネオンテトラのほとんどは東南アジアなどで養殖された個体です。
【学名】
Hyphessobrycon herbertaxelrodi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、パラグアイ川
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
レッドテトラ(ファイアーテトラ)
レッドテトラ(ファイアーテトラ)は半透明の体が赤から黄色に輝く体長2mm程の宝石のような熱帯魚です。
オレンジサファイアがそっくりで宝石がそのまま泳ぎだしたかのような輝きを持ちます。
【学名】
Hyphessobrycon amandae
【種目】
コイ目 カラシン亜目 カラシン科
【分布】
ブラジル/アラグアイア川
【サイズ】
2.5cm
【温度】
20度〜27度
【水質】
弱酸性~中性
【餌】
人工飼料、生餌
テトラオーロ
テトラオーロは尾ヒレの付け根に白と黒のスポットが入る銀色の体をしたテトラです。
【学名】
Hyphessobrycon elachys
【種目】
コイ目 カラシン亜目 カラシン科
【分布】
ブラジル/パラグアイ川
【サイズ】
2.5cm
【温度】
20度〜27度
【水質】
弱酸性~中性
【餌】
人工飼料、生餌
ペンギンテトラ
ペンギンテトラは体の側面にブラックのラインが太めに入り、そのブラックのラインが尾ビレの下まで伸びる、落ち着いた魅力のあるテトラです。
飼育環境が良くストレス無く飼い込めば全体的に金色の発色をおびてきます。
ペンギンテトラは体を斜めにしてピョコピョコ飛び跳ねているように、少しユニークな泳ぎ方をします。その泳ぎ方と体の側面の黒のラインからペンギンの名前がついたようです。
ペンギンテトラは小型のカラシンの中では体長が大きく8cm程まで成長し、やや気性の荒い側面を持っています。
【学名】
Hyphessobrycon pulchripinnis
【種目】
コイ目カラシン亜科
【分布】
ブラジル、アラグアイア川
【サイズ】
7cm〜8cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
レモンテトラ
レモンテトラは透き通った銀色の体にレモンのような、ほんのりと淡いイエローに発色する少し体高の高いテトラです。
また、レモンテトラは南米出身の熱帯魚なので、同じ水質の弱酸性の環境でストレス無くしっかりと飼い込んであげると朱色のアイラインと黄色と黒の尻ビレがさらに発色が良くなります。
レモンテトラは4年〜5年程生きると言われており、他の小型のカラシン同様に性格も温和で混泳水槽に向いた熱帯魚です。
さらに群泳の習性も強いので水草水槽に多めに飼育すると水槽の中層付近で群泳し特徴でもある淡いイエローと水草のグリーンが大変綺麗でよく映えます。
【学名】
Hyphessobrycon pulchripinnis
【種目】
コイ目カラシン亜科
【分布】
ブラジル南部・ガイアナ
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブルーテトラ
ブルーテトラは半透明な体の内部が青色に輝く大変清涼感のあるテトラです。
また、しっかりと良い環境でストレス無く飼い込むとヒレが淡いピンクから白色に染まります。
性格は少し荒く、他の混泳熱帯魚のヒレをかじったり追いかけまわしたりする事もあります。
水草水槽で群泳させるとその清涼感のある体色が緑に映え、大変爽やかな水草水槽を演出できるでしょう。
【学名】
Hyphessobrycon pulchripinnis
【種目】
コイ目カラシン亜科
【分布】
ペルー、アマゾン河
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
コンゴテトラ
コンゴテトラは七色に輝くメタリックのやや大きめの鱗がとても神秘的なテトラです。
また、各ヒレも大きく伸長し、白く縁取られた透明感のあるヒレが優雅さを際立たせます。
尾ビレの真ん中が突出していて、その先端が二つに分かれています。
コンゴテトラも他の熱帯魚と同様にしっかりと飼い込むことでさらに色彩が鮮やかに育ちます。
メスはオスに比べて地味な色彩でヒレもあまり大きくなりませんが、綺麗な銀色の体はまた違った魅力があります。
[コンゴーテトラ]と記載しているお店を良く見かけますが、コンゴ出身のテトラでコンゴテトラなので、間違っているような気がするんですがどうなんでしょう?
ダイヤモンドみたいな色をしているので金剛とかけているってことかな?
【学名】
Alestopetersius caudalis
【種目】
カラシン目アレステス科
【分布】
中央アフリカやコンゴ
【サイズ】
13cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
23度~28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
イエローコンゴテトラ
イエローコンゴテトラはコンゴテトラに比べてしっとりとしたメタリックにイエローのヒレを持つ綺麗なテトラです。
サイズはコンゴテトラよりひとまわり小さいようですがその他、飼育条件などはほとんど同じです。
イエローコンゴテトラも他の熱帯魚と同様にしっかりと飼い込むことでさらに色彩があざやかに育ちます。
メスはオスに比べて地味な色彩でヒレもあまり大きくならないのもコンゴテトラと同様です。
【学名】
Alestopetersius caudalis
【種目】
カラシン目アレステス科
【分布】
中央アフリカやコンゴ
【サイズ】
8cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
23度~28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ジェリービーンテトラ
ジェリービーンテトラは鮮やかな黄緑色に光るガラスのように透き通った細身の体にオレンジ色に色付くヒレが大変煌びやかな宝石のような熱帯魚です。
カラシンには珍しくアフリカ出身の熱帯魚で、流通量も少なかったのですが最近は専門店などでは目にすることも多くなりましたね。
アメリカの子供用のお菓子[ジェリービーン]の名前がついていますが、サイズと言い色味といい、この小さな熱帯魚を簡潔に表現した、ぴったりのネーミングですね。
ジェリービーンテトラは少々水質の変化に敏感で、飼育が難しい部類に入ります。
水質が合わずに飼育しているとエロモナス病にかかってしまいます。
【学名】
Ladigesia roloffi
【種目】
カラシン目アレステス科
【分布】
西アフリカ、シェラレオネ、リベリア
【サイズ】
3cm〜4cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
20度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
コーヒービーンテトラ
コーヒービーンテトラはガラスの彫刻のようなキラキラと輝く体に、名前の由来にもなったコーヒー豆のような大きな黒いスポットが入ります。
コーヒービーンテトラを名付けた人のセンスがすごいですね。ただの黒いスポットが入った小型のテトラと紹介されるのと、コーヒービーンテトラと紹介されるのではお洒落さが段違いですね。短所が長所になった感じがします。(コーヒービーンテトラに失礼ですね。すいません。)
とりあえずジェリービーンテトラとこのコーヒービーンテトラの2大[ビーンテトラ]は名前で魅力が1割増しています。
しかしコーヒービーンテトラは南米出身で、ジェリービーンテトラの方はアフリカ出身なので出身地は全然違いますけどね。
というかコーヒービーンテトラが南米産というのもぴったりでいいですね。
【学名】
Hyphessobrycon takasei
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、ベネズエラ
【サイズ】
5cm
【寿命】
2年〜4年
【温度】
24度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
エンペラーテトラ
エンペラーテトラは体の中央に太く黒いラインが入り、そこから上へ青紫色のグラデーションが入るのが特徴の熱帯魚で、アイシャドウのような妖艶さを醸し出します。
この黒いラインの入り方が、ブラックネオンテトラやペンギンテトラと似ていますが実はもっとそっくりな魚がいます。
それはインパイクティスケリーという熱帯魚で同じカラシンの仲間ですが完全に別種です。
この2種はそっくりで本当に見分けがつきません。一番のわかりやすいのはエンペラーテトラの尾びれは3つに分かれるところではないでしょうか。
【学名】
ematobrycon palmeri
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
コロンビア
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
23度〜25度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
トゥッカーノテトラ
トゥッカーノテトラは金色に輝く体色に体を横切る太い黒帯、顔の下あたりが鮮やかな朱色に色づくとても綺麗な小型の熱帯魚です。
金色と黒と朱色といった極めて日本的な色合いは、石川県の伝統工芸品である漆器[輪島塗]のような日本人を惹きつける色彩です。
【学名】
Tucanoichthys tucano
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、ネグロ川、ウアウペス川
【サイズ】
3cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
22度〜26度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブラックテトラ
ブラックテトラは銀色に輝く体に黒の色彩をあわせた、いぶし銀的な魅力を持つ熱帯魚です。
似た熱帯魚でブラックファントムテトラがいますが、ブラックファントムテトラは体中央の模様が青と黒の組み合わせなのにたいし、こちらのブラックテトラは黒のみで縦に2本線のような模様ですね。
【学名】
Gymnocorymbus ternetzi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
南米、パラグアイ、アルゼンチン
【サイズ】
5cm~6cm
【寿命】
3年~5年
【温度】
22度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブラックファントムテトラ
ブラックファントムテトラは漆黒の体色にコバルトブルーと黒のスポットが神秘的な雰囲気の熱帯魚です。
ブラックテトラと体形や色彩の感じが少し似ていますが、あちらはクロムハーツ的な色彩で性格もロックですが、こちらのブラックファントムテトラは陶磁器で国宝の耀変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)のような妖艶な雰囲気の色彩をしています。
【学名】
Hyphessobrycon megalopterus
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、グァポレ川、パラグアイ川
【サイズ】
3cm~5cm
【寿命】
2年~3年
【温度】
24度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
レッドテールイエローファントムテトラ
レッドテールイエローファントムテトラはキラキラと輝く金色の体に尾ビレの赤色、ヒレ先の白色と極めて神聖な色彩を持つ熱帯魚です。
【学名】
Hyphessobrycon herbertaxelrodi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
南米
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年~5年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
【レッドテールイエローファントムテトラの詳細情報はこちら】
ゴールデンテトラ
ゴールデンテトラはアームストロンギ種とロードウェイ種の2つの種の総称で、どちらの種も金色や銀色のメタリックに輝く体を持ち、尾ヒレの付け根が黒く染まる独特な色彩の熱帯魚です。
この2種は識別がむずかしいですが、特徴としてはアームストロンギ種はプラチナに青いライン、ロードウェイ種はゴールドで少し体高が高いところです。
実はゴールデンテトラのこの金箔で包んだような色彩は、体にバクテリアが付着する事による発色で、[銀彩]の装飾を施した骨董品のような美しさがあります。
【学名】
Hemigrammus armstongi
Hemigrammus rodwayi
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ガイアナ
【サイズ】
3cm~4cm
【寿命】
2~3年
【温度】
20度~27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
キャッスルテトラ
キャッスルテトラはガラス細工のような煌びやかな体に金色のラインが入る、ヒアニュアリーテトラとも呼ばれる熱帯魚です。
特に尾ビレの付け根の黒と金が綺麗で、まるで沈金(ちんきん)を施したような高級感を漂わせます。
【学名】
Hemigrammus hyanuary
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
アマゾン川
【サイズ】
4cm〜5cm
【寿命】
3年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ディープレッドホタルテトラ
ディープレッドホタルテトラは真っ赤なガラスのような体に尾ビレの付け根の黒がポイントの情熱的な熱帯魚です。
尾ビレの付け根が赤と黒のツートンカラーになっている感じが、キャッスルテトラと似ていますね。(キャッスルテトラは金色と黒)
透けるような体に濃いめの鮮やかな赤がまるで琉球ガラスのようで、他の熱帯魚ではこのような鮮やかな色彩は見られません。
【学名】
Axelrodia riesei
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
コロンビア、メタ川
【サイズ】
2cm〜3cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
シルバーチップテトラ
シルバーチップテトラは黄金に輝く体と各ヒレの先端が真っ白に色づく、別名ハセマニアと呼ばれる熱帯魚です。
尾ビレの付け根から体方面へ黒が入り、金色と白黒の組み合わせはまるで尾形光琳の代表作、国宝[紅白梅図屏風]のような荘厳さと枯淡の対比をイメージさせます。
【学名】
Hasemania nana
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル
【サイズ】
4cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
25〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
グリーンファイアーテトラ
グリーンファイヤーテトラは緑と赤、そしてヒレの先の白いポイントが特徴の珍しいカラーリングの体長4cmほどの小型の熱帯魚です。
どの熱帯魚にもいえますが、良い環境で飼い込んで成熟した個体はその種の特徴である色彩がより鮮やかに色づきます。
グリーンファイヤーテトラも例に漏れず渋みのあるグリーンと赤がより鮮明に色づき、まるで俵屋宗達の[風神雷神図屏風]の雷神のような迫力が出るでしょう。
【学名】
Aphyocharax rathbuni
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
アルゼンチン、パラグアイ
【サイズ】
4cm〜5cm
【寿命】
3年
【温度】
22度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
コロンビアレッドフィンテトラ
コロンビアレッドフィンテトラは青く輝く体色と各ヒレに朱色の色彩がのった綺麗な熱帯魚です。
体色の青色は背中側の丘陵に沿って濃く現れ、下方へとグラデーションのように薄くなっています。
コロンビアレッドフィンテトラは決して派手な体色ではありませんが、この朱色と青色のコントラストが佐賀の焼きもの、古伊万里の色使いのようで人々を惹きつけるのではないでしょうか。
【学名】
Hyphessobrycon colombianus
【種目】
カラシン目、カラシン科、ハイフェソブリコン属
【分布】
コロンビア
【サイズ】
7cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
24度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ロージーテトラ
ロージーテトラは薔薇のような赤色をしているところからロージーの名前がつきました。
体色はほんのりとした赤色でロージーの名前がつく程とまでは感じませんが、各ヒレは薔薇色と表現しても遜色がないほどローズレッドに色づき、高級品種として有名な薔薇[クリムゾングローリー]のような濃い赤色に染まります。
【学名】
Hyphessobrycon rosaceus
【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
【分布】
ガイアナ
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
24度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
コバルトロージーテトラ
コバルトロージーテトラは金属のような光沢が特徴のロージーテトラの近種で体の中央にはライトグリーンの光沢も現れます。
光沢が増す分、ロージーテトラの特徴である赤色は薄まっている印象ですね。
銀色の面積が多くてヒレ先や目の上だけに赤がのるこのカラーリングって、ウルトラマンに似てませんか?
この魚を見るといつもウルトラマンをイメージしてしまいます。
【学名】
Hyphessobrycon sp.
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
コロンビア、アマゾン川
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
22度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
フレームテトラ
フレームテトラはの特徴は赤色です。
体の半分がフレームテトラと呼ばれるほど火のように鮮やかな赤色に染まり、頭部から胸あたりまでは金色をしています。
この赤色と金色(茶色)の組み合わせは朝ドラ[スカーレット]の舞台、滋賀県の信楽周辺で作られる[信楽焼]のようですね。
【学名】
Hyphessobrycon flammeus
【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
【分布】
ブラジル
【サイズ】
3cm〜4cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
22度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
クリスタルレインボーテトラ
クリスタルレインボーテトラは名前の通りクリスタルのような透明の体を持ち7色に輝く神秘的な熱帯魚です。
体長2cmの極小サイズの体は、中に宇宙のような輝きが収まっていて、まるで映画[メン・イン・ブラック]に出てきた[オリオンのベルト]のようです。
【学名】
Heterocharax sp.
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ペルー
【サイズ】
2cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
20度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
【クリスタルレインボーテトラの詳細情報はこちら】
ダイヤモンドテトラ
ダイヤモンドテトラは名前の通りダイヤモンドのように煌びやかな熱帯魚です。
キラキラと金色に輝く体と半透明のシルクのドレスのようなヒレが、エリザベステイラー演じる[クレオパトラ]のようですね。
【学名】
Moenkhausia pittieri
【種目】
カラシン科モンクホーシャ属
【分布】
ベネズエラ
【サイズ】
6cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
24度〜27度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ペレズテトラ
ペレズテトラはピンクと赤の組み合わせがメルヘンな印象の熱帯魚です。
体色はメタリックに輝くピンク色で、背ビレと目の上部、体の中央に赤いスポットが入ります。
特に目の上の赤色がアイシャドウのようでなんとなく女性的な妖艶な雰囲気を醸し出し、イギリスのアンティーク家具を彷彿させます。
【学名】
Hyphessobrycon erythrostigma
【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
【分布】
アマゾン川
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ダイヤモンドペレズテトラ
ダイヤモンドペレズテトラは濃いピンク色が特徴のペレズテトラに似た熱帯魚です。
また、もう一つの特徴としてダイヤモンドのように輝く鱗があげられますが泳ぐ際にキラキラと光るその姿は薩摩切子の輝きを彷彿させます。
【学名】
Hyphessobrycon pyrrhonotus
【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
【分布】
ネグロ川流域
【サイズ】
7cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
レッドファントムテトラ
レッドファントムテトラは真っ赤な体にブラックのスポットが入る小型のテトラです。
レッドファントムテトラの現地採集したワイルド個体は、養殖の個体に比べて鮮やかな赤色をしており、ヒレが伸長するファントム個体の体型と相まって、まるで美女と野獣の[魔法のバラ]のような姿をしています。
【学名】
Hyphessobrycon sweglesi
【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
【分布】
コロンビア、オリノコ川
【サイズ】
4cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
20度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
まとめ
いかがでしたでしょうかカラシン/テトラの仲間特集。
テトラの仲間は本当に色彩豊かで綺麗な種類が多いですね。
世界にはまだまだテトラの仲間がいますので引き続きアップしていきたいと思います。