赤い熱帯魚/全12種類

[黄色い熱帯魚]、[青い熱帯魚]ときて、今回は赤い熱帯魚を特集したいと思います。

赤色は緑色の補色なので赤色の熱帯魚は水草水槽ではよく目立ちますし、赤い熱帯魚を群泳させている水槽は火の粉が舞っているかのような荘厳な雰囲気を醸し出してくれます。

そんな情熱的な赤色をした熱帯魚をご紹介していきます。

レッドテトラ(ファイヤーテトラ)

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キングオブ赤い熱帯魚!レッドテトラです。

赤い熱帯魚をイメージして一番最初に思い浮かべる名前はやっぱりレッドテトラでしょう。

レッドテトラは別名はファイヤーテトラとも呼ばれ、半透明の体が赤から黄色に輝く体長2mm程の宝石のような熱帯魚です。

中でもオレンジサファイアがそっくりで宝石がそのまま泳ぎだしたかのような輝きを持ちます。

【学名】
Hyphessobrycon amandae

【種目】
コイ目 カラシン亜目 カラシン科

【分布】
ブラジル/アラグアイア川

【サイズ】
2.5cm

【寿命】
3年

【温度】
20度〜27度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

レッドテトラの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら

グローライトテトラ

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テトラ界の定番赤色熱帯魚!グローライトテトラです。

グローライトテトラはガラスのような半透明の体にオレンジ色のライン光るとても綺麗な小型の熱帯魚です。

この熱帯魚の最大の特徴はダークサイドに堕ちたライトセイバーのような体を横切る赤のラインです。

【学名】
Hemigrammus erythrozonus

【種目】
カラシン目カラシン科

【分布】
南米ガイアナ・エセキボ川

【サイズ】
4cm

【寿命】
3年

【温度】
25度〜28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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ディープレッドホタルテトラ

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遠くからでも目に入る鮮やかな赤!テトラ界の赤色灯!ディープレッドホタルテトラです。

ディープレッドホタルテトラは真っ赤なガラスのような体に尾ビレの付け根の黒がポイントの情熱的な熱帯魚です。

尾ビレの付け根が赤と黒のツートンカラーになっている感じが、キャッスルテトラと似ていますね。(キャッスルテトラは金色と黒)

透けるような体に濃いめの鮮やかな赤がまるで琉球ガラスのようで、他の熱帯魚ではこのような鮮やかな色彩は見られません。

【学名】
Axelrodia riesei

【種目】
カラシン目カラシン科

【分布】
コロンビア、メタ川

【サイズ】
2cm〜3cm

【寿命】
2年〜3年

【温度】
23〜28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

ディープレッドホタルテトラの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら

フレームテトラ

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火傷に注意!テトラ界の登り窯!フレームテトラです。

体の半分がフレームテトラと呼ばれるほど火のように鮮やかな赤色に染まり、頭部から胸あたりまでは金色をしています。

この赤色と金色(茶色)の組み合わせは朝ドラ[スカーレット]の舞台、滋賀県の信楽周辺で作られる[信楽焼]のようですね。

【学名】
Hyphessobrycon flammeus

【種目】
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属

【分布】
ブラジル

【サイズ】
3cm〜4cm

【寿命】
3年〜5年

【温度】
22〜27度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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ダイヤモンドペレズテトラ

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ピンクに近い輝く赤色!ダイヤモンドペレズテトラです。

ダイヤモンドペレズテトラは濃いピンク色が特徴のペレズテトラに似た熱帯魚です。

また、もう一つの特徴としてダイヤモンドのように輝く鱗があげられますが泳ぐ際にキラキラと光るその姿は薩摩切子の輝きを彷彿させます。

【学名】
Hyphessobrycon pyrrhonotus

【種目】
カラシン目、カラシン科、ハイフェソブリコン属

【分布】
ネグロ川流域

【サイズ】
7cm

【寿命】
3年〜5年

【温度】
23度〜28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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レッドファントムテトラ

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フィンスプレッディングする姿はテトラ界の赤いバラ!レッドファントムテトラです。

レッドファントムテトラは真っ赤な体にブラックのスポットが入る小型のテトラです。

レッドファントムテトラの現地採集したワイルド個体は、養殖の個体に比べて鮮やかな赤色をしており、ヒレが伸長するファントム個体の体型と相まって、まるで美女と野獣の[魔法のバラ]のような見た目をしています。

【学名】
Hyphessobrycon pyrrhonotus

【種目】
カラシン目、カラシン科、ハイフェソブリコン属

【分布】
ネグロ川流域

【サイズ】
7cm

【寿命】
3年〜5年

【温度】
23度〜28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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サンセットドワーフグラミー

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サンセットドワーフグラミーはサンセットの名前が表すように夕陽のような鮮やかな赤色からオレンジのグラデーションが特徴的なドワーフグラミーの仲間です。

背びれに残る淡い青色が日没前の最後の青空のようで、より一層サンセットの名前にふさわしい体色になっており、まるで[マジックアワー]のような芸術的な色彩をしています。

【学名】
Colisa lalia var.

【種目】
魚類 スズキ目 キノボリウオ亜目 ゴクラクギョ科 コリサ属

【分布】
改良品種

【サイズ】
5cm〜6cm

【寿命】
2年〜3年

【温度】
20度~28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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レッドグラミー

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レッドグラミーは全身が赤色に染まり尾ヒレがプラチナカラーのグラミーで別名でレッドハニーグラミーとも呼ばれます。

ドワーフグラミーを一回り大きくしたようなシックリップグラミーの改良品種で赤色だけを残すカラーリングです。

その白く輝く体が赤一色で彩られる姿は福島武山氏の赤絵細描で描く九谷焼のような繊細な芸術性が感じられます。

【学名】
Colisa labiosa ver.

【種目】
魚類 スズキ目 キノボリウオ亜目 ゴクラクギョ科 コリサ属

【分布】
改良品種

【サイズ】
10cm

【寿命】
2年〜5年

【温度】
23度~28度

【水質】
弱酸性〜中性

【餌】
人口餌

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RREAフルレッドグッピー

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全身真っ赤!目まで真っ赤!RREAフルレッドグッピーです。

RREAフルレッドグッピーは文字通りRREAタイプの全身赤色グッピーです。

赤が鮮やかなグッピーで、グッピー特有のヒラヒラしたヒレと相まって泳ぐ姿は水槽中に火の粉が待っているかのような荘厳な景色を演出します。

RREAは[リアル・レッド・アイ・アルビノ]の略で、フルレッドはその名の通り全身が真っ赤な体色をしており、まるでマリリン・モンローの口紅のようですね。

【学名】
Poecilia reticulata

【種目】
カダヤシ目カダヤシ科

【分布】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種

【サイズ】
オス:3~4cm、メス:5~6cm

【寿命】
1年〜2年

【温度】
20度~28度

【水質】
[日本産]弱酸性〜中世
[外国産]中性~弱アルカリ性

【餌】
人口餌

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ジャーマンフルレッドグッピー

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テトラ界のシャル・ウィ・ダンス!タンゴのように泳ぎます。ジャーマンフルレッドグッピーです。

ジャーマンフルレッドグッピーは全身が鮮やかな赤で染まったグッピーです。

その全身真っ赤な体色は赤いドレスを纏ったグレースケリーのようです。

【学名】
Poecilia reticulata

【種目】
カダヤシ目カダヤシ科

【分布】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種

【サイズ】
3cm

【寿命】
1年〜2年

【温度】
20度〜28度

【水質】
[日本産]弱酸性〜中世
[外国産]中性~弱アルカリ性

【餌】
人口餌

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フラミンゴグッピー

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フラミンゴのような濃いピンク!フラミンゴグッピーです。

フラミンゴグッピーは淡い赤色が綺麗なソリッドタイプのグッピーです。

【学名】
Poecilia reticulata

【種目】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種

【分布】
アマゾン川

【サイズ】
オス:3~4cm、メス:5~6cm

【寿命】
1年〜2年

【温度】
20度〜28度

【水質】
[日本産]弱酸性〜中世
[外国産]中性~弱アルカリ性

【餌】
人口餌

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楊貴妃メダカ

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日本産淡水魚から唯一ノミネート!メダカ界の絶世の美女!楊貴妃メダカです。

楊貴妃メダカはヒメダカのオレンジ色をもっと濃く出るように固定され、朱赤の体色を持つメダカです。

ヒメダカは野生種のメダカ(クロメダカ)の突然変異で生まれた黒色の色素胞を欠く、緋色よりの魚体を持つメダカを掛け合わせ、固定してできた品種です。

楊貴妃メダカの特徴としては体色の濃い赤色は腹部にも現れ、尾ひれの上下の端も濃い朱赤になります。

楊貴妃メダカは朱赤が濃い方が好まれますが、体色を濃くしたければ出来るだけ日光に当て、飼育スペースや底床を濃い黒や茶色のものにしましょう。

メダカの色は保護色なので、白い色に囲まれて育つと自然と体色も薄くなります。

【学名】
Oryzias latipes var.

【種目】
ダツ目メダカ科メダカ属

【分布】
改良品種

【サイズ】
3cm

【寿命】
3年

【温度】
0度〜38度(繁殖:18度〜30度)

【水質】
弱酸性〜中性〜弱アルカリ性

【餌】
人口餌

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まとめ

赤い熱帯魚特集は如何でしたか。

赤色、朱色、茜色、ワインレッド等、赤色にも色々とありましたね。

世界にはまだまだ、赤い色をした綺麗な熱帯魚がいますので引き続き更新して行きたいと思います。