今回は清涼感溢れる水槽に欠かせない青い熱帯魚を紹介します。
前回は明るい水槽になる事間違いなしの[黄色い熱帯魚]を紹介しましたが今回は青です。
青い熱帯魚が群泳した水草水槽は想像しただけで涼しげで爽やかですね。
それでは青い熱帯魚を紹介していきます。
コバルトブルードワーフグラミー
まず初めにご紹介するのは、青い魚の代名詞!青緑色の体が艶やかに輝く!コバルトブルードワーフグラミーです!
コバルトブルードワーフグラミーは全身が青く輝く美しいグラミーです。
ドワーフグラミーの改良品種で、ドワーフグラミーの青色をより多く現れるように改良して、ほぼ全身が青くなるようにつくられました。
別名でパウダーブルードワーフグラミーと呼ばれるほど体色のブルーが綺麗に光り、まるで[青磁]のような高級感が漂います。
【学名】
Colisa lalia
【種目】
魚類 スズキ目 キノボリウオ亜目 ゴクラクギョ科 コリサ属
【分布】
パキスタン、インド、バングラデシュ
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
【コバルトブルードワーフグラミーの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら】
ブルーグラミー
ブルーグラミーは[スリースポットグラミー]というグラミーの改良品種で、青色を鮮やかにしたマーブル模様の体と白いドットが入ったヒレが特徴の中型グラミーです。
[スリースポットグラミー]のスリースポットとは、体の側面に入る2つのスポットと目を合わせて3つのスポットが入るように見える事から来ていますが、その特徴はこのブルーグラミーにも現れていますね。
ブルーグラミーの青いマーブル模様はとても珍しく、南米アルゼンチンとチリの神秘的な蒼い光を放つ洞窟[マーブルカテドラル]のそれを思い浮かべます。
【学名】
Trichogaster trichopterus
【種目】
魚類 スズキ目 キノボリウオ亜目 ゴクラクギョ科 コリサ属
【分布】
東南アジア
【サイズ】
12cm〜15cm
【寿命】
2年〜3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
グリーンネオンテトラ
小型カラシン界の[スターウォーズ]!泳ぐライトセーバー!グリーンネオンテトラです。
本種は[ネオンテトラ]や[カージナルテトラ]に似ている熱帯魚で、その2種と比べて赤のラインが薄く、青いラインのみに見えるテトラです。
ネオンテトラと同様に熱帯魚店などでよく見かけ、エンゼルフィッシュやグッピー、そして他のテトラなどと並び大変人気の熱帯魚です。
グリーンネオンテトラは複数匹でかたまって一緒に泳ぐ[群泳]という習性を持つことで有名な熱帯魚です。
群泳する熱帯魚は水槽内で存在感が出ますので、グリーンネオンテトラもその特徴的なライトブルーの体色にキラキラと光る体は、群泳させる事でより綺麗で水草水槽などにアクセントとしてよく映えます。
グリーンネオンテトラは性格が非常に温和で、他の熱帯魚と喧嘩などをしないのでいろんな種類の熱帯魚と混泳することができます。
【学名】
Paracheirodon simulans
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ネグロ川、オリノコ上流域
【サイズ】
3cm
【寿命】
3年
【温度】
25度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブルーテトラ
青い熱帯魚界のクールビューティー!視界に入るだけで体感温度が1度は下がるブルーテトラです。
ブルーテトラは半透明な体の内部が青色に輝く大変清涼感のある和菓子のようなテトラです。
また、しっかりと良い環境でストレス無く飼い込むとヒレが淡いピンクから白色に染まります。
性格は少し気性が荒く、他の混泳熱帯魚のヒレをかじったり追いかけまわしたりする事もあります。
しかしながら水草水槽で群泳させるとその清涼感のある体色が緑に映え、大変爽やかな水草水槽を演出できるでしょう。
【学名】
Hyphessobrycon pulchripinnis
【種目】
コイ目カラシン亜科
【分布】
ペルー、アマゾン河
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜4年
【温度】
23度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
エンペラーテトラ
ギリギリ青い熱帯魚!ほんのり系ブルーのエンペラーテトラです。
エンペラーテトラは体の中央に太く黒いラインが入り、そこから上へ青紫色のグラデーションが入るのが特徴の熱帯魚で、アイシャドウのような妖艶さを醸し出します。
この黒いラインの入り方が、ブラックネオンテトラやペンギンテトラと似ていますが実はもっとそっくりな魚がいます。
それはインパイクティスケリーという熱帯魚で同じカラシンの仲間ですが完全に別種です。
この2種はそっくりで本当に見分けがつきません。
一番のわかりやすいポイントはエンペラーテトラは尾ひれが3つに分かれるところではないでしょうか。
これ、地味に珍しい特徴ですよね。
【学名】
ematobrycon palmeri
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
コロンビア
【サイズ】
5cm
【寿命】
3年〜5年
【温度】
23〜25度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
ブラックファントムテトラ
清涼感というより、ミステリアスブルー!ブラックファントムテトラです。
ブラックファントムテトラは漆黒の体色にコバルトブルーと黒のスポットが神秘的な雰囲気の熱帯魚です。
ブラックテトラと体形や色彩の感じが少し似ていますが、あちらはクロムハーツ的な色彩で性格もロックですが、こちらのブラックファントムテトラは陶磁器で国宝の耀変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)のような妖艶な雰囲気の色彩をしています。
【学名】
Hyphessobrycon megalopterus
【種目】
カラシン目カラシン科
【分布】
ブラジル、グァポレ川、パラグアイ川
【サイズ】
3cm~5cm
【寿命】
2年~3年
【温度】
24度〜28度
【水質】
弱酸性〜中性
【餌】
人口餌
【ブラックファントムテトラの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら】
ブルーグラスグッピー
グッピー界の人気者!ブルーグラスグッピーです。
ブルーグラスグッピーは爽やかなライトブルーのグラス模様の尾ひれに白の体色を持つグッピーで、まさに清涼感の塊です。
ブルーグラスグッピーはネオンタキシードとグラスの掛け合わせで生まれたといわれているグッピーです。
【学名】
Poecilia reticulata
【種目】
カダヤシ目カダヤシ科
【分布】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種
【サイズ】
オス:3~4cm、メス:5~6cm
【寿命】
1年〜2年
【温度】
20度〜28度
【水質】
[日本産]弱酸性〜中世
[外国産]中性~弱アルカリ性
【餌】
人口餌
モスコーブルーグッピー
惹きこまれるほど濃いブルー!モスコーブルーグッピーです。
モスコーブルーグッピーは体色が淡い青から重量感のある濃紺までのグラデーションで、泳ぐ角度によって青く輝く体色を見せてくれます。
名前の由来は[モスクワのブルー]。すごい流暢に[モスクワ]って言うんです「モスコォー!」。
モスコーブルーグッピーに限らずグッピーは水質への適応力が高く、丈夫なので初めての熱帯魚飼育の入門種としても最適な魚種です。
【学名】
Poecilia reticulata
【種目】
カダヤシ目カダヤシ科
【分布】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種
【サイズ】
オス:3~4cm、メス:5~6cm
【寿命】
1年〜2年
【温度】
20度〜28度
【水質】
[日本産]弱酸性〜中世
[外国産]中性~弱アルカリ性
【餌】
人口餌
【モスコーブルーグッピーの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら】
ネオンタキシードグッピー
グッピー界の青い紳士!ネオンタキシードグッピーです。
ネオンタキシードグッピーは体の後半に濃く入るタキシードカラーが、体全体をネオンのように青のグラデーションで彩ります。
このタキシード感は007のテーマがよく似合います。
【学名】
Poecilia reticulata
【種目】
カダヤシ目カダヤシ科
【分布】
南米、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ガイアナ/改良品種
【サイズ】
オス:3~4cm、メス:5~6cm
【寿命】
1年〜2年
【温度】
20度〜28度
【水質】
オス:3~4cm、メス:5~6cm
【餌】
人口餌
【ネオンタキシードグッピーの飼育や繁殖などの詳細情報はこちら】
青メダカ
日本産淡水魚から唯一ノミネート!青く輝く真っ白の体!青めだかです。
青メダカの体色は一見すると白色やプラチナといった印象ですがほんのりと青みがかった色をしています。
キラキラ光る体色なので暗い中で光に当たると青がより引き立ちます。
青メダカだけではなく、他のメダカにも言える事ですが体色を濃くしたければ出来るだけ日光に当て、飼育スペースや底床を濃い黒や茶色のものにしましょう。
メダカの色は保護色なので、白い色に囲まれて育つと自然と体色も薄くなるんです。
【学名】
Oryzias latipes var.
【種目】
ダツ目メダカ科メダカ属
【分布】
改良品種
【サイズ】
3cm
【寿命】
3年
【温度】
0度〜38度(繁殖:18度〜30度)
【水質】
弱酸性〜中性〜弱アルカリ性
【餌】
人口餌