アストロノートゥス(アストロノータス)/オスカーの飼い方/飼育・繁殖・混泳・病気

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アストロノートゥス(オスカー)は真っ黒の体に赤いマダラ模様のとってもかっこいい少し大型の熱帯魚で、英名である[オスカー]の名で広く認知され、古くから親しまれてきたアメリカンシクリッドの代表的な熱帯魚です。
※以下、アストロノートゥス(オスカー)

アストロノートゥス(オスカー)は綺麗な体色と個性的な模様が注目されがちですが、東洲斎写楽の浮世絵で代表作[三代目大谷鬼次の江戸兵衛]のような表情が特徴的です。

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カッコよく綺麗に役者を描くことが当時の常識だった浮世絵の世界において突如出てきた新星[東洲斎写楽]は、デフォルメをして欠点などもフィーチャーして面白おかしく描きました。

東洲斎写楽は謎だらけの絵師として有名です。

活動期間は10ヶ月程で145作品くらいでかなりのハイスピードで作品を量産しています。

このような事から写楽は複数人の作家チーム名なのではないかといった都市伝説もあるくらいです。

今では世界的に超有名な東洲斎写楽ですが、活動当時はあまり人気がありませんでした。

しかしドイツの美術研究家ユリウス・クルトさんが[SHARAKU]という著書の中で「写楽はレンブラント、ベラスケスと並ぶ[世界三大肖像画家]のひとり」と絶賛したことがきっかけで、写楽の評価は高まっていったそうです。

アストロノートゥス(オスカー)も江戸の人々を魅了した東洲斎写楽の浮世絵のような世界観の水槽にしてくれるでしょう。

アストロノートゥス(オスカー)について

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アストロノートゥス(オスカー)はシクリッドの仲間なので成長すると性格がきつくなり縄張り争いするようになるので混泳向きの熱帯魚ではありません。

どうしても混泳を希望される場合はアストロノートゥス(オスカー)より大きな熱帯魚や遊泳スペースが異なる熱帯魚で試してみましょう。

体長は30~40cm程度で、ワイルド個体の体色や模様の入り方はバリエーションに富み、コレクション性が高いことも人気の理由です。

アストロノートゥス(オスカー)は体色の美しさと繁殖の容易さから品種改良が盛んに行われおり、とてもバリエーションが豊富な魚です。

一般的に流通しているアストロノートゥス(オスカー)はタイガーオスカー、レッドオスカー、アルビノオスカー、ヒョウ柄のレオパードオスカーなどが有名です。

どの種も飼育方法や寿命や大きさ等、原種であるアストロノートゥス(オスカー)と同じです。

アストロノートゥス(オスカー)のワイルド個体は南米のブラジル・ペルー・コロンビアを流れるアマゾン川流域に分布しています。

流れが穏やかな浅場を好んで生息し、水生昆虫や小魚、甲殻類などを捕食する肉食性です。

[ちなみにシクリッドとは]
「中央アメリカ〜南アメリカ」、「マダガスカルを含むアフリカから中東、南アジア」まで分布する、汽水魚を含む熱帯魚です。

約1,300種以上確認されていて、熱帯魚のなかでは獰猛な種として知られていますので他の熱帯魚との混泳は注意を必要とします。

また稚魚を口の中で育てるなど、繁殖形態が特徴的です。


【実験人形ダミー・オスカー】
もオススメです。
[実験人形ダミー・オスカー]は1977年から1984年にかけて男性向け雑誌[GORO]で連載された過激で個性的な描写で注目を浴びた、原作:小池一夫/作画/叶精作による漫画。

【学名】
Astronotus ocellatus

【種目】
スズキ目シクリッド科アストロノータス属

【分布】
南アメリカ、アマゾン川広域

【サイズ】
30cm以上

【寿命】
10年

飼育条件

[温度] 22~28℃

[水質] 弱酸性~中性 軟水
【水質について_詳しくはこちら】

[ 餌 ] アカムシ、人工飼料、生餌
アストロノートゥス(オスカー)は肉食魚なので、アカムシや金魚などの生餌を好みます。

[注意点]
一般的に肉食魚の餌として餌用の金魚を与えますが、栄養が偏るので金魚のみで長期間飼育することは避けましょう。

低水温で長く飼育すると白点病になりやすいので25℃以上に保温した方が良いでしょう。

人によく慣れ、手から餌を食べるほどにもなるそうです。

産卵期を迎えるころになると気性が荒くなります。

アストロノートゥス(オスカー)の飼育は最大で体長40cmほどに達するので、90cm以上の水槽で飼育することをおすすめします。

また、水から飛び出さないように水槽にフタも用意しましょう。

発情期を迎えると産卵場所の準備で底砂を掘り起こすため、水草を植える場合は、鉢植えになっているものをレイアウトしましょう。

【魚の病気についてはこちら】

【熱帯魚飼育の始め方についてはこちら→[アクア入門]】

混泳

アストロノートゥス(オスカー)は肉食性の中型魚なので、混泳相手は選ぶ必要があります。

口に入る大きさの小型魚や甲殻類は、捕食してしまうので混泳はできません。

また、同じくらいの大きさであっても、オスカーと同じ中層を泳ぐ魚種とは喧嘩をする可能性が高く、特に同種を含むシクリッド類とは縄張り争いが起きやすいので、基本的には混泳は避けた方が良いでしょう

繁殖

アストロノートゥス(オスカー)はペアで子育てをする魚です。

ペアになった場合は、気性が荒くなるため、他の魚から隔離してください。

アストロノートゥス(オスカー)は底にばら撒いて産卵します。
一度の産卵で500~2000個の卵を産みます。

アストロノートゥス(オスカー)は飼育下では、12cmを越えるころから産卵するようになります。

アストロノートゥス(オスカー)は、親魚が卵や稚魚の世話をしますが親魚が卵を食べてしまうようであれば親魚を隔離しましょう。

稚魚が泳ぎまわるようになれば、ブラインシュリンプなどの餌を与えて飼育しましょう。