ウーパールーパー/メキシコサラマンダーの飼い方

ウーパールーパーは、うすピンク色の体に濃いピンクのエラと小さな目が可愛い、大変珍しい両生類です。

ウーパールーパーの本当の名前は[メキシコサラマンダー]または[メキシコオオサンショウウオ]と言います。

日本で初めて有名になったのがTVのCMで、その時のキャラクター名が有名になりすぎて今でもウーパールーパーという名で流通しています。

ウーパールーパーはメキシコ原産の両生類ですが少し変わった生態を持っています。

通常の両生類は子供時代に水中で過ごし、大人になると水辺へ出て肺呼吸になります。

しかしこのウーパールーパーはエラ呼吸のまま大人になります。

この、子供のまま大人になる事を幼生成熟(ネオテニー)と言います。

ウーパールーパーはいろいろなカラーの品種がいて、有名な薄いピンク色をしたウーパールーパーは[リューシスティック]と言います。

他には[マーブル][ゴールデン][ブラック]などがいます。

ウーパールーパーは原産地のメキシコでは乱獲により数が減少しています。

ワシントン条約でも規制され、現在日本で流通しているのは日本国内で繁殖したブリード個体のみです。

【両生類と爬虫類の違いはこちら】

【ネオテニーとは】
ネオテニー(幼体成熟)は生物が幼生の特徴を残したまま、性的、精神的に成熟する事を言います。
見た目は子供、中身は大人の特徴を持つ個体もしくは種族です。
ネオテニーの特徴を持っている実在生物としてはアホロートル(ウーパールーパーなど)の他、人間も類人猿のネオテニーではないかという説(1920年、L・ボルクが発表)もあるそうです。こういう説は好みです。

【リューシスティックとアルビノとの違い】
ウーパールーパーのリューシスティックは白変種(リューシズム)から来ており、白変種(リューシズム)は色素の減少により体毛・羽毛・皮膚等が白化した動物の事です。白変種(リューシズム)は外見がアルビノと混同されますが遺伝学的・生理学的にこの2つは全く別のものです。
白変種のメラニン産生能力は正常であるため、アルビノ種の目が赤いが、白変種(リューシズム)の目は黒い。

【学名】
Ambystoma mexicanum

【種目】
両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属

【分布】
改良品種(原種はメキシコ、ソチミルコ湖)

【サイズ】
23~27cm

【寿命】
10年〜15年

飼育条件

[温度]15度前後

[水質] 弱酸性〜中性
【水質について_詳しくはこちら】

[ 餌 ] 生餌、人工餌

[注意点]
ウーパールーパーの原種のメキシコサラマンダーは水中にいる虫、小魚、小エビなどの甲殻類などを食べて生活しています。

そのためウーパールーパーのエサも生き餌もしくは専用の人工餌を与えましょう。

ウーパールーパーは寒さに強く、暑さには弱い生き物です。

ウーパールーパーが生息しているメキシコシティの標高は2250mで、5度〜26度くらいの地域です。

なのでそのあたりの温度で飼育し、過ごしやすい水温は15度前後です。

水は綺麗に保ちましょう。

温度管理、栄養バランスなどにも気を配りましょう。

【熱帯魚飼育の始め方についてはこちら→[アクア入門]】

混泳

ウーパールーパーは元々小魚を食べる食性がありますので熱帯魚との混泳は難しいです。

繁殖

ウーパールーパーは、ふ化から10ヶ月から性的に成熟します。

メスは成熟するまでに少し時間がかかる傾向にあります。

繁殖時期は11~4月ごろになります。

繁殖行動はメスがオスを突っついたりなどの刺激を与えます。オスもそれに答えて交尾ダンスを始めます。

産卵後は卵は別の容器で管理し、エアーレーションをしましょう。

ウーパールーパーの卵は透明なゼリーのようなもので包まれています。

また、ウーパールーパーは始めての出産は無精卵も含まれているためふ化率が低い傾向にあります。