熱帯魚水槽を始める時、よくでてくる言葉で[水質]と[水温]がありますよね。^^
[水温]はわかるとして[水質]は何を気にすれば良いの???
ちょっとややこしいですよね(-。-;
今回は熱帯魚飼育における[水質]を簡単に説明してみようかと思います。
熱帯魚飼育における[水質]の管理は、飼育する熱帯魚が自然に生息している時の[故郷の水]に出来るだけ近づけてあげる事が目標です!♪( ´θ`)ノ
その熱帯魚の生息地の[水質]を知り、自宅の[水道水の水質]を[熱帯魚の故郷の水質]に合わせる作業です!(´⊙ω⊙`)
飼育する熱帯魚の好みの[水質]はこのホームページの[お魚図鑑]を見ていただければわかります。♪( ´θ`)ノ
なんとなくアマゾン川のような茶色く濁った川の魚は弱酸性で綺麗な川の魚の水は弱アルカリ性の傾向なのかな。^^
それでは自宅の水道水の[水質]をその熱帯魚の好みに合わせていきましょう!
カルキ抜き
まず初めに水道水のカルキ抜きです。( ゚д゚)
水道水には塩素が入っていますのでカルキ抜きをしなければいけません。
水道水を汲み置きして放置しておけばカルキは抜けると言われています。
それでは実際にはどれくらい置いておけばカルキは抜けるのでしょうか?
キョーリンさんのHPによると
[カルキが抜けるのに要する時間は日中太陽光が当たる屋外で6時間以上置くこと。室内で汲み置く場合は2~3日経過しないと抜けないようです。安全に塩素を取り去るにはやはりカルキ抜きを使用するか、十分な時間太陽光を当てる事が必要だと分かりました。]
とありました。
熱帯魚しいくをはじめると水換えは何度も訪れるルーティン作業になるので、やっぱりカルキ抜きを使用した方が捗りますので用意した方が良いでしょう。♪( ´θ`)ノ
実際に水質のことを考えていきましょう。
アクアリウムのすっごい人や繁殖業者さんなどは完璧な水質を維持しているので10項目くらいチェックしている人もいますが、今回は簡単に2つにしますね。^^
その名も
[pH]と[GH(総硬度)]。
水の酸性orアルカリ性と硬度のことです。(´⊙ω⊙`)
それでは、まず初めに説明するのは[pH(ペーハー)]です。
[pH(ペーハー)]
水の[酸性・中性・アルカリ性]を表します。^^
数値7を中性として、それより少ない数値は酸性、多い数値はアルカリ性になります。
とこの上の図は一般的なお話しで、アクアリウムの世界では魚が心地よい範囲を示すため弱酸性&弱アルカリ性がもう少し狭い範囲におさまっています。
こんな感じ!♪(´ε` )
日本の水道水は、地域にもよりますが、殺菌剤としてつかわれている塩素などの影響かアルカリ性に寄りがちのようです。
多くの魚がこの青い範囲である弱酸性〜中性〜弱アルカリ性に好みを持ちます。♪( ´θ`)ノ
pHの測り方は測定器や試薬紙で測ります。
ざっくりで良いのでリーズナブルに試したい!という方は試薬紙がおすすめ!♪(´ε` )
水質の調整はどうするの?
pHのことが理解できたとしても肝心のそのpHの調整はどうするのでしょうか?
実はpHは水槽内の水に触れているものによって変化するんです。
なので水槽内のレイアウトに何を使うかでpHは上下します。
また、飼育を経て時間がたった古い水は、魚の排泄物などで酸性に傾いていきます。
という事で飼育水は常に水換えや水質調整をして良い水質を維持してあげる必要があるのです。
それではpHを上下するアイテムをご紹介します。
まずは[酸性]方向から!
[水質]を酸性に傾けるもの
●底砂にソイルを使う
●流木を入れる
●ピートモスを入れる
ピートモスは水が茶色く濁ります。ティーバッグなどに入れて少量ずつ試しましょう。^^
●マジックリーフを水中に入れる
マジックリーフは水が茶色く濁ります。少量ずつ試しましょう。♪( ´θ`)ノ
※ピートモスやマジックリーフは水が茶色く濁りますので注意してください。
[弱酸性]を好む熱帯魚
カラシン(ネオンテトラなど)
アピストグラマ アカシジィ
アナバス/グラミー等
エンゼルフィッシュ
[水質]をアルカリ性に傾けるもの
●底砂に砂利、砂を使う
●レイアウトに石を使う
●サンゴを入れる
●貝殻を入れる
このように様々な理由でpHが上がったり下がったりしますが、低床が一番面積が大きいのでソイルと砂利のどちらを敷くかが大きく左右します。^^
[弱アルカリ性]を好む魚
次に[GH(総硬度)]
[GH(総硬度)]は、水の[硬度]を表します。
カルシウムイオンとマグネシウムイオンがたくさん入っている水は硬水!
少ない水は軟水!!(´⊙ω⊙`)
それでは硬度を上下するアイテムをご紹介!
[硬度]を下げるもの
●底砂にソイルを使う
●流木を入れる
●ピートモスを入れる
ピートモスは水が茶色く濁ります。ティーバッグなどに入れて少量ずつ試しましょう。(´⊙ω⊙`)
●ゼオライトを使う
[硬度]を上げるもの
●底砂に砂利、砂を使う
●レイアウトに石を使う
●サンゴを入れる
●貝殻を入れる
ちなみに日本の水は地域にもよりますがほぼ軟水です、ヨーロッパの水はほぼ硬水です。(´⊙ω⊙`)
硬度の高い水で石鹸を使うと石鹸の効きが悪くなるそうですよ。^^
同じくらいの汚れも硬度の高い水で洗うと硬度の低い水で洗うときよりたくさんの石鹸が必要になります。( ゚д゚)))
[pH]と[GH]との関係
[pH]と[GH]、[KH]は同じように上がったり下がったりします。Σ(-᷅_-᷄๑)
しかし、pHと硬度は深い関わりがありますが必ず同じではありません。( ゚д゚)
pH値は水のいろいろな要因によって左右されるからです。^^
最後に
[水質]は気になる要素ではありますが、全体のバランスが大事です。(´⊙ω⊙`)
あまり気にせずアクアリウムの世界に飛び込みましょう!♪( ´θ`)ノ