スカラレ エンゼルフィッシュの飼い方

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エンゼルフィッシュの原種はスカラレ エンゼルフィッシュ、アルタム エンゼルフィッシュデュメリリィ エンゼルフィッシュの3種が存在しますが、一般的にエンゼルフィッシュと呼ばれているのはこのスカラレ エンゼルフィッシュのことです。

エンゼルフィッシュは古くから人気のある、美しく丈夫で初心者でも繁殖が楽しめる熱帯魚の代名詞的存在で、美しい色彩と優雅な姿が大変魅力的です。

他の原種(アルタム エンゼルフィッシュ、デュメリリィ エンゼルフィッシュ)に比べ丈夫で、繁殖も容易であることから改良品種も多く作出されてきました。

現在流通しているエンゼルフィッシュの改良品種の母体となった野生種がこのスカラレ エンゼルフィッシュです。

流通量が最も多い品種がこのスカラレエンゼルです。


スカラレ エンゼルフィッシュは特徴である長いヒレで水槽内を泳ぐ姿は、複数匹飼育することで非常に優雅で美しい景観を生み出してくれます。

1910年頃にドイツで趣味としての飼育が始まり、日本へ入ってきたのは1930年頃といわれています。

【学名】
Pterophyllum scalare var.

【種目】
魚類 スズキ目 ベラ亜目 シクリッド科 エンゼルフィッシュ属

【分布】
アマゾン河上・中流域

【サイズ】
約14cm

【寿命】

飼育条件

[温度] 28℃~30℃

[水質] 弱酸性〜中性
【水質について_詳しくはこちら】

[ 餌 ] 人工飼料、生餌

[注意点]
スカラレ エンゼルフィッシュは飼い込むとサイズがかなり大きくなる為、はじめから遊泳に余裕のある大きめの水槽で飼育する事をおすすめします。

スカラレ エンゼルフィッシュはエンゼルフィッシュの特徴でもある背ビレと尻ビレが綺麗に伸長した美しいプロポーションを創り上げていくためには、横幅だけではなく高さも、ゆとりある水槽サイズが必要です。

体高やヒレの伸長が綺麗にでるように高さが十分ある水槽でゆったりと飼育すると美しく育ちます。

スカラレ エンゼルフィッシュは色々と制約がある熱帯魚ですが、その犠牲を払ってでも買いたくなるほどに美しい熱帯魚です。

導入時など急激な水質の変化はストレスとなり病気の元になりますので水槽導入時はしっかりと水合わせを行うようにして下さい。

エンゼルフィッシュは極端な水質の変化でなければ弱酸性〜中性の軟水で問題なく飼育が可能です。

幼魚のうちは水質の急変や水質の悪化に弱く十分にろ過の効いた環境を用意してあげる必要があります。

アマゾンソードやエキルドルスなどの水草と一緒に飼育してあげるとスカラレ エンゼルフィッシュにとってストレスのない落ち着いた環境になります。

【魚の病気についてはこちら】

【熱帯魚飼育の始め方についてはこちら→[アクア入門]】

混泳

スカラレ エンゼルフィッシュは特徴でもある長いヒレをかじる種との混泳は適しません。

低層魚のプレコやコリドラス、ローチの仲間とは相性が良いです。

小型のカラシンなどはスカラレ エンゼルフィッシュが成長すると食べられてしまうことがあります。

エビは肉食であるスカラレ エンゼルフィッシュにとっては絶好のこちそうになってしまうため混泳は不可能です。

エンゼルフィッシュ同士での飼育では成長と共に力関係の弱い個体がいじめられることがあるので、様子を見て隔離をしてあげる必要があります。

また海外ブリード個体と国産ブリード個体を一緒に飼育すると細菌による感染症が伝染してしまうので、同じ水槽での飼育は控えた方が良いでしょう。

水草や流木など隠れる場所があるとよいでしょう。

繁殖

スカラレ エンゼルフィッシュは雌雄の判別が難しく、繁殖を狙うなら複数匹飼育し、自然形成されたペアを得る必要があります。

出来上がったペアは一緒に行動し、他魚を追い払いテリトリーを主張するようになります。

アマゾンソードの葉やフィルターのパイプなど産卵基質となる物を用意すれば容易に産卵します。

スカラレ エンゼルフィッシュは産卵後、親魚が卵、稚魚の世話をするため魚に任せておいても問題ありません。

他のエンゼルフィッシュが居たり若いペア等では食卵してしまうことがあります。

孵化した稚魚はブラインシュリンプなどを与えると良いでしょう。

スカラレ エンゼルフィッシュはある程度育ってしまえば問題ありませんが、小さいうちは水質の変化にも敏感ですので水替えなどをマメに行い水の汚れには気をつけましょう。