コリドラス バルバータスの飼い方/飼育・混泳・大きさ・繁殖・種類

コリドラス バルバータスは大きくなるスリムな体型と黒と金の配色が高級感のあるコリドラスで、今ではコリドラス属から離れてスクレロミスタックス属に分類されているようです。

体が大きく気が強い性格をしていますので、他種との混泳では水槽のサイズに気を使った方が良いでしょう。

コリドラス バルバータスの出身は南米のブラジルですね。

またコリドラス バルバータスは体が大きいので動作が大きくなってしまいます。

また、気が強い性格も持ち合わせているので他のコリドラスとの混泳は少し避けた方が良いでしょう。

または大きなサイズの水槽で余裕を持って混泳することをお勧めします。

しかしながら遊泳エリアの異なる他の熱帯魚とは問題ないでしょう。

また、コリドラス バルバータスは南米出身には珍しく低温で綺麗な水を好みますので、水温は25度以下を維持してあげましょう。

その他、コリドラス飼育の注意点としては神経質な側面も持ち合わせていますので、流木や石を設置したり、水草水槽にするなど隠れる場所を用意してあげると良いでしょう。

その他、オトシンクルス、プレコ、巻貝など他の[水槽の掃除屋]と達と異なり苔や藻類は食べることはありません。

コリドラスの特徴

コリドラスには微量ながら毒があります。

魚のひれにはスジがありますが、これを鰭条(きじょう)といいます。

そして鰭条には固い棘条(きょくじょう)と柔らかい軟条(なんじょう)があります。

コリドラスはこの棘条(きょくじょう)から毒を出すので、飼育する際は注意しましょう。

またコリドラスは川底を泳ぎ、砂や小石などをほじくり微生物などを食べる習性のある底棲魚です。

ナマズやコイ、ドジョウもそうなんですが、大体水底で餌を探すタイプの魚はセンサー代わりにヒゲが生えていますね。

アクアリウムでは、このコリドラスの水底の餌を食べる習性を活用して、他の熱帯魚の食べ残しを食べる、残飯処理係のようなイメージで導入していることが多いです。

しかし、そのままでは終わらないのがコリドラスの実力です。

その可愛らしく泳ぐ仕草や種類の豊富さから段々と魅了されていき、気が付けばコリドラスをメインに飼育しているというマニアの方は枚挙にいとまがありません。

これを機にあなたもコリドラスマニアの仲間入りをしてみてはいかがでしょうか?

生態情報

【学名】
Corydoras(Scleromystax) barbatus

【種目】
ナマズ目 カリクティス科 スクレロミスタックス属

【分布】

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ブラジル

【サイズ】
約10cm

【寿命】
3年〜5年

飼育条件

[温度]20度~25度

[水質] 弱酸性~中性
【水質について_詳しくはこちら】

[ 餌 ] 冷凍アカムシ、タブレット状のコリドラス専用餌、他の熱帯魚の食べ残し

[注意点]

コリドラス バルバータスは水底で生活しているので、混泳相手がいるときは餌をきちんと食べているか確認するようにしてください。

餌の頻度は1日1回、1~2分程度で食べきれる量を与えます。

コリドラス バルバータスは大食漢なので十分なろ過機能を用意しましょう。

また、水草水槽で飼育したい場合は、前景草などをほじくり返してしまうので、しっかりと前景草が根付いてから投入するようにしましょう。

【魚の病気についてはこちら】

【熱帯魚飼育の始め方についてはこちら→[アクア入門]】

混泳

さいばーちょっとさんによる写真ACからの写真

コリドラス バルバータスは気が強くサイズが大きいので小さいサイズのコリドラスとの混泳は気をつけてください。

水槽の中層~上層を泳ぎ回るネオンテトラなどの小型のカラシングッピー、プラティ、ラスボラ、グラミー、エンゼルフィッシュなどの熱帯魚との混泳は問題ないでしょう。

繁殖

コリドラス バルバータスの繁殖は難しくありません。

成熟したコリドラス バルバータスを複数匹飼育しているとオスがメスにアプローチする為に追いかけるようになります。

その後、pHを少し下げたり、水温を少しあげるなどの変化をつけると産卵行動に至ります

コリドラスはメスが受精の為にオスのお腹にアタックするTポジションという産卵行動があります

Tポジションが見られたら繁殖は成功です。

あとは若い二人に任せておきましょう状態です。

卵はアマゾンソードなど大きめの水草、ガラスやパイプ、流木などに産卵します。

その後、産卵直後の卵を別容器に移し、エアーレーションをかけてあげましょう。

そうすると卵は一週間前後で孵化します。

孵化直後の稚魚はヨークサックと呼ばれる餌代わりのお弁当を持っているのでしばらくは大丈夫ですが、ヨークサックがなくなるとブラインシュリンプ を沸かしてあげましょう。