ゼブラダニオの飼い方/飼育・混泳・大きさ・繁殖・種類

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ゼブラダニオはインド原産の小型熱帯魚でコイ目コイ科ラスボラ亜科ダニオ属に分類される、銀色〜金色の体にシマウマのようなはっきりと浮き出た黒い横縞が魅力の小型の熱帯魚です。

体長はおよそ4~5cmで、水槽の中でせわしなく動きまわるのでキラキラと光り、水草水槽の良いアクセントになってくれます。

ゼブラダニオという名前以外にもゼブラフィッシュという名前で呼ばれる事もあります。

ゼブラダニオのオスはメスより金色っぽい体色をしています。

成長すると雌が雄より一回り近く大きくなります。

もちろんですが、ゼブラダニオという名称は体がシマウマのような柄をしている事から付けられたとされています。

寿命は2年~5年程度と小型魚の中では比較的長生きする種類です。

ゼブラダニオは丈夫な上、飼育しやすく多産で成長が早く、増えやすいため簡単に繁殖を楽しめるのも魅力です。

というより、気がつけば勝手に繁殖していると言った方がぴったりかもしれません。

ゼブラダニオは繁殖しやすい、といった特徴から観賞魚としてだけでなく、研究用にもよく利用されています。

脊椎動物のモデル生物として生物医学研究に用いられることも多いです。

実験動物として知られるマウスやラットと比較して低コストであることや、胚が透明なため卵から孵化までの過程が観察できるメリットもあるため、実験や試験、研究、教育、科学的な利用を目的に、マウス、ラットに次ぐ実験動物として繁殖されています。

【モデル脊椎動物】
脊椎動物で見られる生命現象を研究するためのモデル生物として世界中の研究室で研究に用いられています。

モデル生物は、研究対象となる生命現象が観察しやすいこと、すなわち生物学的利点を持つことが重要です。

飼育・培養が容易であること、つまり実験手法として容易であることも重要です。

ゼブラダニオ、以下のように遺伝学研究、発生生物学研究に用いる上での優れた特長を持っています。

●飼育が容易。
●多産である。1日で1組のオスメスが最大数百の受精卵を産する。
●世代時間が短い。生殖を始めるまで2か月半〜3か月くらいである。
●卵から孵化までの過程で胚が透明である。胚の観察、操作が容易である。

結果として、実験発生学的実験と遺伝学的解析を同時に行える点で、脊椎動物では他に例がない。
脊椎動物だから、ヒトを含んで共通点が多い。

ゼブラダニオは最も多く流通しているもの以外にも、さまざまな改良品種が出回っています。

ヒレが長いロングフィンゼブラダニオ、縞模様が途切れてドット状になったレオパードダニオなどの品種が存在します。

【学名】
Danio rerio

【種目】
コイ目コイ科ラスボラ亜科ダニオ属

【分布】
インド

【サイズ】
4cm

【寿命】
2〜4年

飼育条件

[温度]26度

[水質] 弱アルカリ性
【水質について_詳しくはこちら】

[ 餌 ] 人工餌、冷凍赤虫

[注意点]
ゼブラダニオは丈夫な熱帯魚なので小型の水草水槽などで飼育は可能です。

底砂は水質に影響が無いものであれば何でも大丈夫です。

ゼブラダニオは水槽の上層部分を、群れを作って活発に泳ぐ魚です。

ゼブラダニオは比較的温厚な性格ですが、稀に自分より弱い個体をつついて虐める事があり、その活発さから積極的に動き回ってエサを摂る傾向があります。

動きがゆっくりの魚と混泳させると、エサが均等に行き渡らない可能性があるので注意が必要です。

また、活発に動き回るため、水槽の外へ飛び出しがちです。飛び出し防止に水槽のフタを用意してあげましょう。

【魚の病気についてはこちら】

【熱帯魚飼育の始め方についてはこちら→[アクア入門]】

混泳

ネオンテトラなどの小型カラシンやラスボラなどと混泳の相性が良いです。

繁殖

ゼブラダニオは繁殖の難易度は低いです。

成長したゼブラダニオが複数匹いれば自然にペアが出来て、産卵しています。

ゼブラダニオは直径1mmくらいの透明な卵を産み落としますが、産んだばかりの卵を親が食べてしまう事もしばしばです。

ゼブラダニオはウィローモスなどにバラ撒きながら産卵します。

約1~2日でふ化し、その後約3~4日で稚魚が泳ぎだします。