クワガタってかっこいいですよね。
今回は世界のどこかにいて欲しい!
勝手に妄想したクワガタを紹介します。
先に言っておきますが、本記事に登場するクワガタは実際には存在しません。
いて欲しいと妄想して、実際に描いてしまっただけの妄想クワガタです。
ただの子供っぽい遊びですので適当に流し見してください。
それでは参ります。
ヒクワガタ
ヒクワガタは体が高熱に赤く輝く神秘的なクワガタです。
ヒクワガタの体温は普段は100度前後ですが、オス同士の縄張り争い時には900度くらいまで上昇します。
さらに繁殖期になると1300度ほどになり体色も熱すぎて白くなります。
生息地はハワイのキラウエア火山で、まだ固まる前のドロドロとした溶岩に卵を産みつけます。
固まった後の火山岩をかち割って生まれてくるワイルドなヒクワガタです。
怒ると危険なヒクワガタですが普段は比較的温和な性格で、餌はバナナやパイナップルなどの南国のフルーツとトロピカルな生活を送っています。
過去には密輸業者や、ハワイの旅行者があまりに綺麗な見た目をしているので捕まえて持って帰ろうとして航空機内で炎上し大事故につながった事例もあります。
ヒクワガタの基本情報
【 学名 】
Dorcus ignis
【 種目 】
ドルクス属
【 分布 】
ハワイ、ハワイのキラウエア火山
【 サイズ 】
80mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
25度〜30度
【 餌 】
バナナ、パイナップル、マンゴーなど
【 飼育環境 】
体が熱いので飼育ケースは陶磁器、飼育マットは火山岩がおすすめです。
ミズベヒラタクワガタ
ミズベヒラタクワガタは青い体に水かきのように進化した後ろ足が特徴の水中に生息するクワガタです。
元々、水辺などの湿気の多い場所をこのむヒラタクワガタですが進化の過程で水の中に生息範囲を広げた種類です。
水中に生活範囲を広げる過程で、食性も肉食に変化し気性が荒さも一段と増しています。
産卵は雨季に水かさが増す事で川底に沈んだ朽木の表面に卵を産みつけていきます。
ミズベヒラタクワガタの基本情報
【 学名 】
Dorcus aqua
【 種目 】
ドルクス属
【 分布 】
インドネシア、スマトラ島
【 サイズ 】
100mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
水温22度〜28度
【 餌 】
カエル、小魚
【 飼育環境 】
故郷の水質を再現してあげることをお勧めします。
水質は弱酸性の軟水
ピートモスなどでブラックウォーターを作ってあげると発色が良くなります。
45cm水槽にエアレーションとヒーターを用意してあげましょう。
デンキクワガタ
デンキクワガタは世界一落雷の多い場所として有名なベネズエラのカタトゥンボ川がマラカイボ湖に注ぐ河口付近の椰子の木などに生息します。
体は絶えず帯電しており、危険を感じると放電して身を守ります。
体が帯電している時の方が体調が良く、体の発色も鮮やかになります。
なのでデンキクワガタの体調が崩れた際は、車のバッテリーで電流を流す[電流浴]をしてあげるとすぐに回復する事が多いです。
デンキクワガタの基本情報
【 学名 】
Odontolabis tonitrus
【 種目 】
ツヤクワガタ属
【 分布 】
ベネズエラ、カタトゥンボ
【 サイズ 】
60mm〜70mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
20度〜26度
【 餌 】
椰子の木の樹液
【 飼育環境 】
電気を放電してしまうような物質は近くに置かないようにしましょう。
ヒョウモンフタマタクワガタ
ヒョウモンフタマタクワガタは東南アジアやインドの熱帯雨林に生息するヒョウ柄のフタマタクワガタです。
夜行性が強く、日中は樹洞などに身を潜めて寝ているが、夜になると樹上に身を隠して一瞬にしてパパイヤの実を刈り取る、待ち伏せ型の狩猟スタイルをとる名ハンターです。
自分の体格よりも大きなパパイヤの実を狩れるのは大顎の力[咬合力(そうごうりょく)]と全身の筋の強さが可能にしています。
狩ったパパイヤの実を他の昆虫にとられないように樹の上まで挟んで持って上がるほどの身体能力の強さを持っています。
また、本種にそっくりで体色が真っ黒な[クロヒョウモンフタマタクワガタ]がいますが、これは劣性遺伝により突然変異した黒変種(こくへんしゅ)であり、[クロヒョウモンフタマタクワガタ]という種が存在しているものではありません。
[クロヒョウモンフタマタクワガタ]は体色が真っ黒なので、他のフタマタクワガタと見分けがつかず安易に接触しようとして大怪我を負う事故が後を立ちません。
インドでは生息エリアの減少からジャングルに隣接する村などで夜になるとヒョウモンフタマタクワガタが現れる事があり住民が襲われる事故も起きています。
ヒョウモンフタマタクワガタの基本情報
【 学名 】
Hexarthrius leopard
【 種目 】
フタマタクワガタ属
【 分布 】
東南アジア、インドの熱帯雨林
【 サイズ 】
100mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
22度〜30度
【 餌 】
パパイヤの実
【 飼育環境 】
身体能力が高いので大型の飼育層を用意して中にジャングルを再現してあげましょう。
飼育温度28度前後、湿度80%で飼い込むとヒョウ柄がより鮮やかになります。
コーヒーリーフクワガタ
コーヒーリーフクワガタはコーヒーの葉に擬態した一風変わったクワガタです。
ジャマイカに生息し食性はコーヒー豆を好んで食べる。
現地の焙煎工場のコーヒー豆のローストした匂いに寄ってくる事もありコーヒーにはかなりこだわりがあるようです。
コーヒーリーフクワガタの基本情報
【 学名 】
Lamprima coffea folium
【 種目 】
コガシラクワガタ属
【 分布 】
ジャマイカ
【 サイズ 】
70mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
25度〜30度
【 餌 】
焙煎したコーヒー豆
【 飼育環境 】
餌となるコーヒー豆はジャマイカ産ブルーマウンテン以外の豆は食べませんのでコーヒー豆専門店などで調達しましょう。
さらに焙煎度も8段階ある中で[シティロースト]から[イタリアンロースト]の間であげるようにし、夏場の高温で体調を崩した際などは濃いめのエスプレッソを与えると体調が良くなります。
音楽環境としては[ボブ・マーリー]は外せませんが、同じ音楽ばかりだと体調を崩しますので[ジミー・クリフ]、[ダイアナ・キング]、[ピーター・トッシュ]などをおり混ぜてかけてあげましょう。
プロテアクワガタ
プロテアクワガタは南アフリカ原産のキングプロテアという大型の花に擬態したクワガタです。
見た目は綺麗なピンク色をしていますが、ギザギザの前足でプロテアの茎を傷つけて蜜を吸うので現地では害虫として嫌われています。
プロテアクワガタの基本情報
【 学名 】
Phalacrognathus protea
【 種目 】
キンイロクワガタ属
【 分布 】
南アフリカ
【 サイズ 】
50mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
22度〜26度
【 餌 】
プロテアの蜜
【 飼育環境 】
プロテアクワガタは丈夫で飼育しやすいクワガタです。
特に注意することは少ないですが湿度が高いと蒸れてしまうことがあるので注意が必要です。
ホタルクワガタ
ホタルクワガタは夜行性の昆虫で、夜お尻を光らせながら飛び回る姿はまるで大変幻想的です。
夜、光ながら飛ぶ事から別名[イルミネーションクワガタ]とも呼ばれます。
実はホタルクワガタの下腹部には専用の発光器があり、夜間に民家に忍び込みコンセントなどで勝手に充電する事で光る事を可能としている。
特別環境が変わった訳ではないのに急に電気代が上がる月があるが、大体はこのクワガタが電気を盗んでいる為である。
ホタルクワガタの基本情報
【 学名 】
Homoderus firefly
【 種目 】
メンガタクワガタ属
【 分布 】
コンゴ
【 サイズ 】
80mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
24度〜28度
【 餌 】
電気
【 飼育環境 】
日本のコンセントは海外のものと形が違う為、うまく餌があげられずに死なせてしまうことがあります。
飼育する際は海外のソケットを用意しましょう。
また、最近はスマホの置くだけ充電を利用するのも便利です。
ヨコスカマルバネクワガタ
ヨコスカマルバネクワガタはヨコスカに生息するスカジャンのような柄のクワガタです。
このスカジャンのような柄は他にも鷹や鷲、富士山や金魚やパンダなど様々な模様があり珍しい柄の個体は高値で取引されます。
ヨコスカマルバネクワガタの基本情報
【 学名 】
Neolucanus yokosuka
【 種目 】
マルバネクワガタ属
【 分布 】
横須賀
【 サイズ 】
60mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
25度〜30度
【 餌 】
横須賀海軍カレー、チョコレート
【 飼育環境 】
ヨコスカマルバネクワガタの特徴でもある和柄がほつれてしまうと価値が下がりますのでメンテナンスには気を使いましょう。
とはいえ汚れを放置しておくとシミになってしまいますので、洗ってあげたい時はありますよね。
その際は絶対に漂白成分が入っていないか注意してください。
干す際も絶対に乾燥機にはかけず形を整えて干します。
丁寧に洗っても、生地や刺繍によっては傷んでしまう場合もありますので細心の注意が必要です。
ハチツヤクワガタ
ハチツヤクワガタは蜂のような見た目と針を持ったクワガタです。
土の中や民家の軒先に巣を作り、人を襲う事もある大変危険なクワガタです。
襲われた際は絶対に手で振り払ったり、走って逃げるような事はせずに、ハチツヤクワガタを刺激しないようにゆっくりと後退りましょう。
また、知らずにハチツヤクワガタのテリトリーに入ってしまった際は、ハチツヤクワガタがカチッカッチッと顎を鳴らしますが、それは警告音でそれ「以上は入ってくるな」というサインですので気を付けましょう。
ハチツヤクワガタに複数回刺されるとアナフィラキシーショックで死に至る事もありますので大丈夫と思っても病院に行ってお医者さんに診てもらいましょう。
ハチツヤクワガタの基本情報
【 学名 】
Odontolabis vespa
【 種目 】
ツヤクワガタ属
【 分布 】
日本
【 サイズ 】
100mm
【 寿命 】
2年〜3年
飼育条件
【 温度 】
25度〜28度
【 餌 】
花の蜜
【 飼育環境 】
ハチツヤクワガタは仲間を呼びます。
危険ですので飼育は諦めましょう。
まとめ
妄想クワガタ特集。いかがでしたか?
怖いクワガタがたくさんいましたね。
何度も言いますが今回特集したクワガタは全部フィクションです。
いて欲しいとは思いますが多分いません。(絶対いません。)
楽しかったので第二弾も考えます。
お楽しみに。