闘魚と呼ばれる小さなファイターベタをムック

By Luca Mandolesi (digital camera) [Public domain], via Wikimedia Commons
By Luca Mandolesi (digital camera) [Public domain], via Wikimedia Commons

とっても綺麗で優雅に泳ぎ、それでいて気性の荒い小さなファイター、ベタ。

ベタはタイのメコン川流域原産の熱帯魚「ベタ・スプレンデンス」という魚を色鮮やかに品種改良した魚のことで、現地では闘う魚としても知られる美しい魚です。

By Francisco Anzola (Navigating the Mekong) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

小さな川や田んぼ、水溜りなどに生息し、とても濁った水の中で生活しています。
酸素の少ない濁った水で生活しているためラビリンス器官という呼吸器官を持っており、水面の空気を直接取り入れる肺呼吸が可能なのです。

Anandarajkumar at the English language Wikipedia [GFDL], via Wikimedia Commons

また、とても縄張り意識が強く、同種のオス同士が鉢合わせるとフレアリングという威嚇行為を行い、どちらかが力尽きるまで闘う習性があります。
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ベタはその綺麗な容姿も特徴的で、ヒレが大きく広がる「ハーフムーン」、王冠のようなヒレを持つ「クラウンテール」、ヒレの短い「プラカット」など様々な種類が存在します。

それでは改良ベタを大きく3種類ご紹介しましょう。

 

●トラディショナル ベタ

By Luca Mandolesi (digital camera) [Public domain], via Wikimedia Commons

原種に比べ各ヒレが長く伸び、美しい姿を持ちます。改良されてきた歴史が長いのでカラーバリエーションも豊富です。特に赤や青といった単色の完成度が非常に高く、ペットショップなどでよく見かけるのはこのタイプです。

●ショーベタ/ハーフムーン

By Daniella Vereeken (Flickr: HM Orange M – Sarawut) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

大きな尾ビレがまるでドレスのように優雅なベタです。尾ビレの開きが180°以上に開く個体がこの名称で呼ばれます。このハーフムーンは遺伝子や親魚だけで決まるものではなく、日々のトレーニングにより、さらに強調されます。

●ショーベタ/クラウンテール

Anandarajkumar at the English language Wikipedia [GFDL], via Wikimedia Commons

ヒレの軟条が突出した形状からクラウン(王冠)の名で呼ばれ、先端だけが分岐するようなコームテールから発展した品種といわれています。深く切れ込んだものほど評価が高く人気です。

●ショーベタ/プラカット

原種に近い短いヒレを持つ種です。観賞用に改良されたベタとは違い“闘魚”として戦わせるための闘争性を重視して改良されています。その中でも美しい個体が観賞用に改良されたのが現在のプラカットです。
プラカットの中には一回り以上大きな「ジャンボプラカット」や鯉のような色彩を持つ「コイベタ」など、他とは違った種類も存在します。

近年は錦鯉のような配色のコイベタが大変人気です。

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闘魚と呼ばれる気象の荒さで有名なベタですが、その反面人間にとても懐く一面も持ち合わせています。
餌をあげる時に寄ってくるのはもちろん、水槽の中のメンテナンス中に手に寄ってきたりします。
綺麗なだけでなく、その人懐っこさが人気の秘密なんでしょうね。

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