シルバーアロワナは南アメリカのアマゾン川に生息している、古代魚のアロワナの仲間で、アロワナの中では一番サイズが大きくなります。
シルバーアロワナは他のアロワナと同様に完全な肉食で、水面に浮かんだ昆虫や小魚、カエルなどを食べるために目と口が上に向いていて、2本のひげを持つ独特の見た目をしています。
ほかのアロワナと比べるととても細長い体で、名前でわかるように全身が銀色の大きな鱗で覆われています。
大人になったシルバーアロワナは少しピンクがかったものや、オレンジ色のもの、プラチナ色したものなど個性が出てきます。
似た種類のアロワナにブラックアロワナがいますが、ブラックアロワナはヒレが赤や黄色で縁どられているのが特徴です。
シルバーアロワナの大きさは1m以上で、アロワナの仲間の中では一番大きくなるアロワナですので、そのサイズで優雅にゆっくりと体をくねらせて泳ぐ姿は、本当にかっこいいです。
シルバーアロワナの学名は[骨質の舌]、[2つのひげ]の意味の単語を合わせた”Osteoglossum bicirrhosum”と言います。
シルバーアロワナは日本では観賞用として大事に扱われていますが、生息している南アメリカでは食用として利用されており、水辺の浅い場所にいけばアミで簡単にすくうことができるくらい大量に生息しているそうです。
【学名】
Osteoglossum bicirrhosum
【種目】
アロワナ目アロワナ科アロワナ亜科
【分布】
アマゾン川、ペルー、ブラジル、南米ギアナ
【サイズ】
100cm
【寿命】
10年以上
飼育条件
[温度]26度〜30度
[水質]弱酸性〜中性
【水質について_詳しくはこちら】
[ 餌 ] 生き餌、人口餌
[注意点]
シルバーアロワナはとても大きな魚なので、飼育するのも大変です。
まず、水槽のサイズは最後は180cm以上の大きなものを用意する必要があります。
ただ、子供のアロワナからいきなり大きなサイズで飼育すると、うまく餌を食べられなかったり、落ち着かないのでストレスになったりします。
成長に合わせて水槽のサイズを大きくしていかないと死んでしまったり、栄養不足で育つことで背骨が曲がったりしてしまうそうです。
最初は45cmくらいから飼育を始めて60cm、90cmと少しずつ大きくしていきましょう。
ですのでシルバーアロワナを購入する際は、大きな水槽が床の補強も考えて、設置できるか考えてから購入するようにしましょう。
シルバーアロワナはたくさんの餌を食べるので、成長のスピードがすごく早いことで有名です。
シルバーアロワナのサイズを大きく、お〜きくしたい場合は、大きめの水槽で、飼育の温度を少し高めにして、餌をいっぱいあげましょう。
病気
目タレと言うアロワナ特有の病気があり、シルバーアロワナはアロワナの中でも特に目タレになりやすい種類だとして有名です。
原因の一つとしては、アロワナ等の大型魚は、底砂をしかないベアタンクで育てるのが普通ですが、水槽の底面に何もしかずに飼育していると、反射した光りが気になり目タレになってしまうという理由があげられます。
水槽の底はあまり反射しないように黒にするなど、工夫しましょう。食べ残しの餌などはすぐに取り除きましょう。
また、アロワナ特有の病気の一つに顎ズレがあります。飼育環境や栄養不足が原因と言われています。
いろんな餌をあげましょう。
シルバーアロワナの餌は1日2回くらい、3分で食べきれるくらいの量にしましょう。
混泳
ポリプテルス、エイ、プレコ
シルバーアロワナは縄張り意識が強い魚で、特に同じアロワナには強い攻撃性を持ちます。シルバーアロワナ同士やほかのアロワナとの混泳はうまくいかないことが多いです。
逆に、1つの水槽に5匹以上いれると縄張りが作れないせいか喧嘩しにくくなるそうです。
繁殖
すごく難しいです。
大型の水槽が必要になります。