アルビノオスカーはアストロノータス・オケラタスの改良品種で、アルビノで黒色色素がない為、赤と白の色彩が特徴です。
他のオスカーに比べて黒色が無いせいか、厳つさが薄れて綺麗な印象を受け、白と朱色の組み合わせが個人的に好きなブランド[しん窯]の湯呑み[朱寿文字仙茶碗]のような印象です。
有田焼[しん窯]は1830年天保年間(徳川第11代将軍 家斉の時代)に、鍋島藩の藩窯として築窯された有田焼の窯元です。
当時、日用の食器とは別に大皿や大鉢などの荒物を作る窯のことを[新窯]と呼んでいて、それが窯名に受け継がれているそうです。
現在では”藍色と白の染付のうつわ”を意味する[青花(せいか)]という独自ブランドがあり、手描きの技にこだわり、白磁にユニークで楽しい絵柄を伸びやかに呉須(藍色)で線描された器は、おおらかで温かみにあふれています。
アルビノオスカーの飼育方法などはアストロノートゥス・オケラタスと同じです。
アストロノートゥス(オスカー)について
アストロノートゥス(オスカー)はシクリッドの仲間なので成長すると性格がきつくなり縄張り争いするようになるので混泳向きの熱帯魚ではありません。
どうしても混泳を希望される場合はアストロノートゥス(オスカー)より大きな熱帯魚や遊泳スペースが異なる熱帯魚で試してみましょう。
体長は30~40cm程度で、ワイルド個体の体色や模様の入り方はバリエーションに富み、コレクション性が高いことも人気の理由です。
アストロノートゥス(オスカー)は体色の美しさと繁殖の容易さから品種改良が盛んに行われおり、とてもバリエーションが豊富な魚です。
一般的に流通しているアストロノートゥス(オスカー)はタイガーオスカー、レッドオスカー、アルビノオスカー、ヒョウ柄のレオパードオスカーなどが有名です。
どの種も飼育方法や寿命や大きさ等、原種であるアストロノートゥス(オスカー)と同じです。
アストロノートゥス(オスカー)のワイルド個体は南米のブラジル・ペルー・コロンビアを流れるアマゾン川流域に分布しています。
流れが穏やかな浅場を好んで生息し、水生昆虫や小魚、甲殻類などを捕食する肉食性です。
[シクリッドとは]
「中央アメリカ〜南アメリカ」、「マダガスカルを含むアフリカから中東、南アジア」まで分布する、汽水魚を含む熱帯魚です。
約1,300種以上確認されていて、熱帯魚のなかでは獰猛な種として知られていますので他の熱帯魚との混泳は注意を必要とします。
また稚魚を口の中で育てるなど、繁殖形態が特徴的です。
【実験人形ダミー・オスカー】もオススメです。
[実験人形ダミー・オスカー]は1977年から1984年にかけて男性向け雑誌[GORO]で連載された過激で個性的な描写で注目を浴びた、原作:小池一夫/作画/叶精作による漫画。
【学名】
Astronotus ocellatus
【種目】
スズキ目シクリッド科アストロノータス属
【分布】
南アメリカ、アマゾン川広域
【サイズ】
30cm以上
【寿命】
10年
飼育条件
[温度] 22~28℃
[水質] 弱酸性~中性 軟水
【水質について_詳しくはこちら】
[ 餌 ] アカムシ、人工飼料、生餌
アルビノオスカーは肉食魚なので、アカムシや金魚などの生餌を好みます。
[注意点]
一般的に肉食魚の餌として餌用の金魚を与えますが、栄養が偏るので金魚のみで長期間飼育することは避けましょう。
低水温で長く飼育すると白点病にかかりやすい25度以上に保温した方が良いでしょう。
アルビノオスカーは愛情を持って育てると人によく慣れ手から餌を食べるほどにもなるそうです。
産卵期を迎えるころになると気性が荒くなります。
アルビノオスカーは最大で体長40cmほどに達しますので90cm以上の大きめの水槽で飼育するようにして、水から飛び出さないように水槽にフタも用意しましょう。
発情期を迎えると産卵場所の準備で底砂を掘り起こすため、水草などは直に植えずに鉢植えになっているものをレイアウトすると良いかもしれません。
混泳
アルビノオスカーは肉食性の中型魚なので、混泳相手は選ぶ必要があります。
口に入る大きさの小型魚や甲殻類は、捕食してしまうので混泳はできません。
また、同じくらいの大きさであっても、オスカーと同じ中層を泳ぐ魚種とは喧嘩をする可能性が高く、特に同種を含むシクリッド類とは縄張り争いが起きやすいので、基本的には混泳は避けた方が良いでしょう
繁殖
アルビノオスカーはペアで子育てをする魚です。
ペアになった場合は気性が荒くなるため、他の魚から隔離してください。
アルビノオスカーは12cmを越えたあたりから産卵可能になります。
底にばら撒いて産卵するばらまき型の産卵形式をとり、一度の産卵で何とびっくり500~2000個もの卵を産むそうです。
アルビノオスカーは親魚が卵や稚魚の世話をしますが親魚が卵を食べてしまうようであれば親魚を隔離しましょう。
稚魚が泳ぎまわるようになれば、ブラインシュリンプなどの餌を与えて飼育しましょう。